ご覧いただきどうもありがとうございます。 建物の模型はたくさん発売されていますが、ドイツで、なぜか火事の家が人気です。 ちょっと大きめのレイアウトを作る人は、ほぼ必ず？建築中の家の他、火事の家と駆けつける消防車を配置します。 ハンブルクにあるミニチュアワンダーランドでは、実際に動く模型の消防車が回転灯を光らせサイレンと共に現場に駆けつけます。 今回、フォルマー製の火事の家のキットを出品します。HOスケールならではの組み立て応えで、パーツ点数はとても多く、窓枠一つ一つまでが別パーツで表現されています。 これらは細かく色分けされたカラーパーツなので、無塗装でもかなりのレベルまでできる優れものです。 それに構成が機能的に体系化されており、大変組み立てやすく、流石ドイツ人のモデルと唸らせるものがあります。 説明書に日本語はありませんが、「読ませる」ことはなくイラストを「見て作る」ので、ヘタな日本のキットより遥かに楽です。 火事で焼け落ちた屋根瓦にはリアルなウェザリング塗装が施されており、中の焦げた梁までが再現される凝りよう。 日本のメーカーは縁起を担ぐのか、負のストーリー性を持つ情景は販売していませんが、 この辺ドイツ模型を見ていると飽きることはないくらい、悲喜こもごも人間性が見えてきます。 出品のキットには発煙装置もセットでお出ししています。焼けてしまった情景だけでなく煙も出るので、ほんとに箱絵のようになります！ これだけ凝りまくったキットですが、諸般の事情からやむなく里子に出すことに致しました。 写真撮影のために開封し、全く手は付けていません。 ぜひ新しいオーナーの手で火事ハウスを再現していただければと思います。 どうぞよろしくお願い致します。 #VOLLMER#品番3728#HOスケール#火事の家#112#情景模型